よくわかる「flexbox」基礎編(3)折り返し(html,css)

この記事は「flexboxの基礎(2)タテ方向」の続きになります。

こんにちは tanaka です。

今回は「flexboxの折り返し」を説明します。

「flexbox」は、
折り返して使うことができます。

折り返しは、それ以上入らなくなると自動で行われます。

<ヨコ折り返し>

画像flex-box-properties03

<タテ折り返し>

画像blog-flex-box-basics04

折り返しは、難しい点が「2つ」あります。

1:思い通りにいかない
2:交差軸が複雑

うまくいかない場合は、
折り返しを使わず「1行ずつ」作るのもありです。

それでは、
詳しく説明していきます。

文字化けします

<コピー、ペーストすると文字化けします>

このページのコードをコピー、ペーストすると
「ダブルクオーテーションなどの一部が文字化け」
して正常に機能しなくなります。

十分ご注意ください。

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「flexboxの折り返し」とは?

「flexboxの折り返し」とは、
子要素が親要素へ入らなくなったら自動で折り返してくれる「flexbox」の機能です。

言葉では分かりにくいので

実際に「折り返しなし」「折り返しあり」を見てみましょう。

<折り返しなし>

「折り返しなし」で子要素を増やします。

css

  display: flex;
  flex-direction: row;
  justify-content: space-around;
  align-items: center;
  flex-wrap: nowrap;

(1)

画像flex-box-basics-wrap100

(2)

画像flex-box-basics-wrap101

(3)

画像flex-box-basics-wrap102

(4)

画像flex-box-basics-wrap103

(5)

画像flex-box-basics-wrap104

(6)

画像flex-box-basics-wrap105

折り返しがないので1行のままです。

<折り返しあり>

「折り返しあり」で子要素を増やします。

css

  display: flex;
  flex-direction: row;
  justify-content: space-around;
  align-items: center;
  flex-wrap: wrap;

(1)

flex-box-basics-wrap106

(2)

flex-box-basics-wrap107

(3)

flex-box-basics-wrap108

(4)

flex-box-basics-wrap109

(5)

flex-box-basics-wrap110

(6)

画像flex-box-basics-wrap111

(7)

画像flex-box-basics-wrap112

(8)

画像flex-box-basics-wrap113

(9)

画像flex-box-basics-wrap114

親要素がいっぱいになると自動で折り返されます。

「flexboxの折り返し」使ってみよう

次は「実際のコード」と見比べてみましょう。

<折り返しなし>

まずは「折り返しなし」を見てみましょう。

折り返しをしないので1行のままです。

flex-wrap: nowrap(折り返しなし)

<結果>

画像flex-box-basics-wrap115

html

    <div class="box02">
      <h2 class="sample04">1</h2>
      <h2 class="sample04">2</h2>
      <h2 class="sample04">3</h2>
      <h2 class="sample04">4</h2>
      <h2 class="sample04">5</h2>
    </div>

css

.box02 {
  width: 330px;
  height: auto;
  padding: 10px;
  background-color: rgb(86, 185, 169);

  display: flex;
  flex-direction: row;
  justify-content: space-around;
  align-items: center;
  flex-wrap: nowrap;
}

.sample04 {
  width: 80px;
  height: 80px;

  font-size: 74px;
  color: black;
  border: black solid 3px;
  background-color: white;
}

<折り返しあり>

次に「折り返しあり」です。

内容は、先ほどと同じです。

違いは、折り返しのプロパティが入っていることです。

flex-wrap: wrap(折り返しあり)

<結果>

画像flex-box-basics-wrap116

html

    <div class="box02">
      <h2 class="sample04">1</h2>
      <h2 class="sample04">2</h2>
      <h2 class="sample04">3</h2>
      <h2 class="sample04">4</h2>
      <h2 class="sample04">5</h2>
    </div>

css

.box02 {
  width: 330px;
  height: auto;
  padding: 10px;
  background-color: rgb(86, 185, 169);

  display: flex;
  flex-direction: row;
  justify-content: space-around;
  align-items: center;
  flex-wrap: wrap;
}

.sample04 {
  width: 80px;
  height: 80px;

  font-size: 74px;
  color: black;
  border: black solid 3px;
  background-color: white;
}

「 height: auto」にすると、折り返しに合わせて親要素の高さが伸びます。

「flexboxの折り返し」問題点

折り返しには、「2つ」問題点があります。

1:思い通りにいかない
2:交差軸が複雑

詳しく説明します。

1:思い通りにいかない

折り返しは、なかなか思い通りにいきません。

折り返しは「自動」です。

この「自動」は、そのまま使うなら問題はありません。

しかし

もう少し「右に」「もう少し下へ」となると、
なかなか思い通りに入ってくれません。

例えばこのような「flexbox」があったとします。

画像flex-box-basics-wrap120

かなり窮屈そうです。

間隔を広げましょう。

この間隔を広げるには「うまく計算」する必要があります。

「計算」してみます。

できました。

画像flex-box-basics-wrap121

折り返しをあつかうには「先に細かく計算しておく」必要があります。

<結果>

画像flex-box-basics-wrap121

html

<div class="box02">
      <h2 class="sample04">1</h2>
      <h2 class="sample04">2</h2>
      <h2 class="sample04">3</h2>
      <h2 class="sample04">4</h2>
      <h2 class="sample05"> </h2>
      <h2 class="sample05"> </h2>
</div>

css

.box02 {
  width: 350px;
  height: auto;

  padding: 5px;

  background-color: rgb(86, 185, 169);

  display: flex;
  flex-direction: row;
  justify-content: space-around;
  align-items: center;
  flex-wrap: wrap;
}

.sample04 {
  width: 80px;
  height: 80px;

  margin: 10px;

  font-size: 74px;
  color: black;
  border: black solid 3px;
  background-color: white;
}

.sample05 {
  width: 80px;
  height: 80px;

  margin: 10px;
}

2:交差軸が複雑

折り返しの交差軸は複雑です。

折り返しの交差軸の設定は「2つ」あります。

1:「align-items」
2:「align-content」

よく似ているようで違います。

<「align-items」「align-content」違い>

「align-items」「align-content」の違いは、
以下の通りです。

1:「align-items」= 全体が動く
2:「align-content」= 個別に動く

例を挙げてみます。

<移動前>

画像flex-box-basics-wrap117

1:「align-items」

画像flex-box-basics-wrap118

2:「align-content」

画像flex-box-basics-wrap119

この様に違います。

もし使うのなら

1:「align-items」 = おまかせ
2:「align-content」 = 細かく調節したい

こういった感じでしょうか。

「flexboxの折り返し」まとめ

「flexboxの折り返し」は、正直難しいです。

なので無理に使わなくても良いでしょう。

「flexboxヨコ方向」「flexboxタテ方向」があれば大体のページは作れます。

しかし

レスポンシブページを作るには「flexboxの折り返しなど」が必要になってきます。

その時になれば、じっくり取り組むのも良いでしょう。

<レスポンシブとは>

レスポンシブとは、
PC、スマホどちらも兼用できるページのことです。

表示する幅が変わるとページが組み変わる仕組みになっています。

「flexbox」プロパティ群について、記事を用意しました。

よければご覧ください。

flexboxプロパティ群の説明

以上
よくわかる「flexbox」基礎編(3)折り返し(html,css)
の話でした。

ありがとうございました。

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